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天皇皇后両陛下、高麗神社に初参拝

 投稿者:マーキー  投稿日:2017年 9月21日(木)05時37分32秒 182-166-44-189f1.shg1.eonet.ne.jp
返信・引用
  私には、気分がすぐれない時、朝鮮日報、中央日報、ハンギョレの日本語サイトを覗くクセがある。日本よりもっと大変な国があると思うとホッとするのかなー(笑)。

朝鮮日報に「天皇と皇后 高麗神社に初参拝」という記事をみつけた(「天皇と皇后」という敬称ぬきのタイトルには本当に腹が立つけど、10年くらい前は「日王」と標記していたからかなりましになっている。)。チェ・ウンギョン記者は、「天皇と皇后が来年の退位を前に、日本国内にある韓半島(朝鮮半島)を象徴する高麗神社を訪問することは、反省と和解のメッセージを送るためではないかという解釈もある。」と書いているが、私はそれだけではなくて、「日本列島を沈める」と脅かしてきた北朝鮮に対するメッセージにもなっていると思う。空疎な言葉は止めて平和を希求しましょうというメッセージである。

朝日新聞は、「両陛下、私的旅行で埼玉へ 渡来人ゆかりの神社を初参拝」と報道したけど、何故「高麗神社」と書かなかったのかなー。「渡来人ゆかりの神社」なんて、間違ってはいないけど腰が引けた表現は残念。

天皇と皇后 高麗神社に初参拝(byチェ・ウンギョン記者,朝鮮日報日本語版,2017/09/20 9:48)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/09/20/2017092000962.html

(引用開始)

明仁天皇=写真=と美智子皇后が20日、埼玉県日高市にある高麗(こま)神社を参拝することが分かった。高麗神社は高句麗滅亡後、日本に定着した流民(日本では渡来人)たちが高句麗最後の王「宝蔵王」の息子「高若光」(日本名:高麗若光〈こまのじゃっこう〉)を迎えるため建てた。天皇と皇后が高麗神社を参拝するのは初めてだ。

読売新聞などによると、天皇と皇后は20日から1泊2日で埼玉県を旅行し、日高市の高麗神社を訪れる予定だという。宮内庁は「私的旅行」と言っているだけで、訪問の背景などは明らかにしていない。

天皇と皇后が来年の退位を前に、日本国内にある韓半島(朝鮮半島)を象徴する高麗神社を訪問することは、反省と和解のメッセージを送るためではないかという解釈もある。

高句麗滅亡後、日本に亡命した高若光は716年に流民たちを集めて高麗郡を設置した。日高市一帯は19世紀末まで高麗郷、いわゆる「高句麗村」と呼ばれていた。近くには「高麗」という言葉が地名・姓・地元企業名などで残っている。

日本最古の神社の1つである高麗神社は、1300年間にわたり高句麗の流民たちが「韓民族の末裔(まつえい)」として中心的な役割をしてきた。昨年、在日韓国人らが800万円を集めて神社の入り口に高句麗の象徴「三足烏」が刻まれた「高麗郡創設1300周年記念碑」を建てた。

(引用終わり)

両陛下、私的旅行で埼玉へ 渡来人ゆかりの神社を初参拝(by緒方雄大,朝日新聞DIGITAL,2017/09/20 16:00)
http://www.asahi.com/articles/ASK9M5VPMK9MUTIL05G.html

(引用開始)

天皇、皇后両陛下は20日、私的な旅行で埼玉県を訪れた。2013年に始まった私的旅行は今回で8回目。朝鮮半島からの渡来人ゆかりの地として知られる高麗(こま)神社(日高市)を初めて参拝した。

神社によると、716年、日高市を中心に高麗人1799人が移り住み「高麗郡」が置かれた。この神社にまつられている初代郡長の高麗王若光(こまのこきしじゃっこう)がその指揮をとり、原野だった一帯を開拓したという。

天皇陛下は熱心に視察し、「高句麗は何年に滅びたのですか」と尋ねたという。神社に隣接する高麗家住宅では「色んなものがよく残っていますね」と話したという。

宮司で若光の子孫の高麗(こま)文康(ふみやす)さん(50)は「私は朝鮮半島の人々がこの地に築いた歴史を伝え続ける役割がある。両陛下が来てくださったことは名誉なこと」と話した。

(引用終わり)


 
 

トランプ大統領の国連演説で英語の勉強

 投稿者:マーキー  投稿日:2017年 9月21日(木)03時58分44秒 182-166-44-189f1.shg1.eonet.ne.jp
返信・引用
  トランプ大統領の「北朝鮮を完全破壊」演説にはビックリした。ホント―って感じ。

トランプ大統領、北朝鮮の「完全破壊」を警告 初の国連演説で(朝日新聞DIGITAL,2017/09/20 10:25)
http://www.asahi.com/international/reuters/CRWKCN1BU27B.html

(引用開始)

トランプ米大統領は19日、ニューヨークの国連本部で行った就任後初の一般討論演説で(略)、「米国は強大な力と忍耐力を持ち合わせているが、米国自身、もしくは米国の同盟国を守る必要に迫られた場合、北朝鮮を完全に破壊する以外の選択肢はなくなる」と言明。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長を「ロケットマン」と呼び、「『ロケットマン』は自身、および自身の体制に対する自爆任務に就いている」と述べた。

(引用終わり)

トランプ大統領の「品のなさ」はかねてから承知していたが、これって北朝鮮の「日本列島を核爆弾で海に沈める」という脅しと同じレベル。北朝鮮の場合は、「朝鮮アジア太平洋平和委員会」という「任意団体の声明」であるのに対し、大統領自らの演説なんだからさ、アメリカ国民の中にも頭を抱えた人が多かったに違いない。

「日本列島を核で海に沈めるべき」北朝鮮が声明(ハフポスト日本版,2017/09/14)
http://www.huffingtonpost.jp/2017/09/14/north-korea_a_23208412/

(引用開始)

北朝鮮は、国連安保理の対北朝鮮制裁決議の採択を、アメリカと共に主導した日本を批判して「日本列島の4つの島を、核爆弾で海中に沈めるべきだ」などと威嚇した。(略)同国の朝鮮アジア太平洋平和委員会の声明として9月13日、国営の朝鮮中央通信が伝えた。(略)

「日本列島を通過するICBMを打ち上げたのに、全く気が付いていない人達には効果的な一撃を与えるべきだ。日本列島の4つの島は、チュチェ思想の核爆弾によって海に沈むべきだ。もはや日本は私たちの近くに存在する必要はない。これが怒れる朝鮮軍と人民の声だ。」

(引用終わり)

「完全に破壊」って、英語ではどういうんだろうって調べたら、“totally destroy”でありました。英英辞典にあたってみたら、「totally:completely」とある。「He totally ignored us.」という用例をみると、かなりキツイ言い方みたい。ニューヨークタイムズ紙は、“Mr. Trump vowed to “totally destroy” North Korea”って書いているけど、vowは和英辞典では「誓う」ってなっているけど、英英辞典によれば「a formal and serious promise, especially a religious one to do sth」だから、「公式に全世界に向けて約束した」ということだろう。トランプ大統領と金正恩北朝鮮労働党委員長のチキンレースがこれ以上続かないことを祈りたい。

At U.N., Trump Singles Out ‘Rogue’ Nations North Korea and Iran(by  THE NEW YORK TIMES,2017/09/19)

(引用開始)

In his speech, Mr. Trump vowed to “totally destroy” North Korea if it threatened the United States or its allies. “If the righteous many don’t confront the wicked few, then evil will triumph,” he said.(略)

If the United States is forced to defend itself or its allies, “we will have no choice but to totally destroy North Korea,” President Trump said in his address to the General Assembly.

(引用終わり)

 

羽生二冠 羽生マジックで永世七冠への第一歩を踏み出す。

 投稿者:マーキー  投稿日:2017年 9月11日(月)11時48分29秒 182-166-44-189f1.shg1.eonet.ne.jp
返信・引用
  記録のためのメモ

9月8日、第30期竜王戦の挑戦者決定三番勝負第3局で、羽生善治二冠(46)が松尾歩八段(37)に勝ち、渡辺竜王への挑戦権を獲得した。羽生二冠は、「永世七冠」への第一歩を踏み出すこととなった。竜王戦七番勝負第一局は10月20-21日に東京の「セルリアンタワー能楽堂」で行われる。

羽生さんの渡辺竜王への挑戦は今回が3回目。初めは、渡辺竜王の奇跡の「3連敗後の4連勝」で有名な2008年、双方に“永世竜王”がかかったシリーズだった。第4局は渡辺竜王が打ち歩詰の筋で詰みを逃れるということがあり、羽生さんが「今でも敗着がわからない」と語った名局だった。次の挑戦は2010年、このシリーズは4勝2敗で渡辺竜王が防衛した。

最近「将棋体力の衰え」がみられる羽生さんにとって、今回が永世竜王獲得の最後のチャンスではないかという気がしてならない。“将棋の神様”が、今年の前半は藤井聡太四段の29連勝、後半は羽生永世竜王の誕生をもたらしてくれると信じるものでアリマス(笑)。

羽生二冠が竜王戦挑戦権獲得…松尾歩八段に勝利(読売ONLINE,2017/09/08 22:58)
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20170908-OYT1T50148.html

(引用開始)

羽生二冠は2010年以来の竜王挑戦。今回、渡辺竜王を破れば「永世竜王」を名乗る資格を得る。羽生二冠は、既に竜王戦と叡王戦をのぞく6タイトル戦で永世称号を獲得しており、前人未到の「永世七冠」に挑むことになる。

(引用終わり)

最後に、久しぶりの“羽生マジック”について。棋譜は下記でみることができる。

2017年9月8日 第30期竜王戦挑戦者決定三番勝負 第3局 羽生善治二冠 対 松尾歩八段
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/30/ryuou201709080101.html

“羽生マジック”が出たのは68手目の△33桂打。「吟」さんの観戦記には、「歩頭に桂を打って、飛車と銀の両取り。△3三桂打に「ええっ」と佐藤康九段。「すごい手がきた」と控室は盛り上がる。」とある。▲同歩成り、△同桂(飛車、銀両取り)、に対して松尾八段は▲3五飛車と逃げたが疑問手。※局後の感想※では、「△3三同桂に対して、▲3四香△2五桂▲3二香成△5二玉▲7二金が調べられる。「よくわからなかった」(羽生)「これをやらなきゃいけなかった」(松尾)とある。投了後の松尾八段の第一声は、「(△3三)桂打ちが見えなかった。」だった。松尾八段にショックを与え、勝利を引き寄せたという意味でも好手手だったと思う。

以下も参考になる。

羽生善治二冠 VS 松尾歩八段 第30期竜王戦挑戦者決定3番勝負第3局ハイライト
https://www.youtube.com/watch?v=oDjJQ7xQajE

 

2018年に不動産ミニバブルは崩壊する?

 投稿者:マーキー  投稿日:2017年 9月 8日(金)15時30分46秒 182-166-44-189f1.shg1.eonet.ne.jp
返信・引用
  業界では定説になっていても一般には知られていないということは、よくあることだと思う。

8月にお盆休みで帰郷した息子は、某不動産会社に勤務している。夏のボーナスはしっかりもらったみたいなので、プ~の父親としては頼もしいかぎりだけど、来年の不動産市況については悲観的だった。

タワーマンションがヤバイ(採算割れ)は不動産業界の共通認識だし、2015年に流布された「2020年の崖(by 森章(当時森トラスト社長)」は来年にもやってくるという。不動産会社はどこも損害を免れることはできず、「損害をいかに少なくするかが勝負」らしい。

息子が悲観的な予測をもらしたのは、「俺の金をあてにするなよ、親父」ということだったかもしれないなー。「金がなくなったら貸してくれよ」といつも言っているから(笑)。

以下は、ネットで調べた結果を整理したもの。三井住友信託銀行の2017年2月のレポートを見ると、首都圏の新築マンションの売れ行き不振は2016年から続いているらしい。今年に入ってから、不動産市況の先行きについては弱気派が多い状況だが、「首都圏マンションの暴落はありえない」という強気派も存在する。私としては、強気派の読みが当たることを祈りたい。

「2020年の崖」論は、「オリンピック前にオフィスビルやマンションが急速に整備されているが、それは需要の先食いで“崖”を築いているようなもの。2020年には需給バランスが崩れて東京オリンピック後と同様に不況がやってくる」というものだった。

森トラスト社長「五輪後に経済の"崖"が来る」不動産業界の重鎮が見通す、5年後の日本(東洋経済ONLINE,2015/05/22)
http://toyokeizai.net/articles/-/70570

(引用開始)

オフィスビルやマンションは東京オリンピック後、難しい局面が来るのではないだろうか。私は「オリンピックの崖」と表現している。(略)

オフィスビルは昨今の建築費高騰や労働力不足などによって建設工事が遅れぎみということもあり、東京オリンピックまでの短期間に竣工が集中する。地方創生などの政府施策も、オリンピックまでの期間に実施される見込み。オリンピック前に好景気の山、つまりその後の“崖”を築いているような感覚だ。

問題は、その後どうなるか、だろう。日本の潜在成長力が1%程度の状態であることを考えれば、需給バランスが崩れ、日本経済がひっくり返るぐらいの異変が起きるのではないか、と見る。50年前のオリンピック不況を経験していない方も多いだろうから、想定している以上に混乱が起きる可能性がある。

(引用終わり)

タワーマンションブームは、日銀の「異次元の金融緩和」(「黒田バズーカ」なんて言葉もあった(笑))による不動産投資の喚起だけではなく、円安が中国からの投資マネーを引き寄せたことによって起こった。森章氏が「今は好調だけど、5年後が心配」と語った時とほぼ同じ頃にでた、「中国人が爆買いするタワーマンション」という記事は、「高額マンションの需要を下支えしているのは、中国など東アジア系の外国人」と指摘している。

中国人が爆買いするタワーマンション 資産価値下がるリスク(NEWSポストセブン,2015/05/05)
http://www.news-postseven.com/archives/20150505_318932.html

(引用開始)

昨年10月に放たれた2発目の“黒田バズーカ”、いわゆる「異次元金融緩和」により、消費増税後に萎んでいたマンション人気が再び盛り上がっている。特に、都心の一等地にそびえ立つタワーマンションの価格は高騰を続け、「バブル」の様相を呈している。(略)

『やってはいけないマンション選び』(青春出版社)の著者である住宅ジャーナリストの榊淳司氏が報告する。

いま、東京都心エリアでは坪単価の相場観が400万円を超え、年収1000万円以下のサラリーマンには到底手が出ない新築のタワーマンションがたくさんあります。

高額マンションの需要を下支えているのは、中国など東アジア系の外国人です。大手デベロッパー関係者から、「あのマンションは3割が外国人だ」といった話を聞くこともよくあります。また一部の新聞報道によると、大手業者が全住戸の半分以上を中国人に売ってしまった大型タワーマンションの存在を指摘しています。

外国人が購入していると思われるマンションは、新宿や池袋、六本木といった外国人にも有名なエリアや、東京オリンピックが開催される湾岸エリアが多く、広尾や代々木上原といった静かな住宅地は好まれていません。また、建物の外観が派手なタワーマンションに多く入居する傾向があります。

(引用終わり)

好調だった不動産市況も翌2016年の秋口から陰りを見せ始める。2016年9月には、「日本の不動産「爆買い」から撤退する中国人」と報道されるようになる。中国政府の「元安・外貨準備高減少」是正策として、海外への送金規制が強化されたことが原因という。中国人のタワーマンション売り抜けもこの頃から報じられるようになった。

日本の不動産「爆買い」から撤退する中国人(by姫田 小夏,ライブドアニュース,2016/09/20)
http://news.livedoor.com/article/detail/12039819/

(引用開始)

ここ数年、中国人富裕層がこぞって日本の不動産に投資していることが、たびたびメディアに報じられてきた。(略)

中国人富裕層が目を付けたのは、東京・晴海地区を含む湾岸エリアのタワーマンションだ。晴海地区のタワーマンションは、2020年に開催される東京五輪の選手村を階下に見渡せるという話題性もあり、首都圏のマンションの中でも人気が高い。価格もここ数年でじりじりと上昇している。そのタワーマンションを、中国人富裕層が群がるように買い求めた。

今や、物件によっては総戸数の1~2割が中国人オーナーというところもある。(略)

ここ数年、首都圏の不動産市況は好況が続いたが、湾岸エリアなどでは高級物件を中心に腰折れ感が出始めた。

東京カンテイ市場調査部の高橋雅之氏によれば、「中華圏の富裕層が購入したタワーマンションでは、売却も増えています」という。

湾岸エリアの不動産仲介業者も、中国人投資家の割合が高い物件が集中する「晴海地区での売却が出始めています」と明かす。「2年前、新規分譲のある物件を青田売り(竣工前販売)しました。2年経ってようやく入居が始まったのですが、早くも売りに出す中国人投資家がいます」(同)(略)

中国人投資家の一部は、市場がピークを打って一斉に値下げに転じる前に「高値売り抜け」に出ようという算段らしい。(略)

昨年まで見られた中国人による「「不動産の爆買い」も、急減している。首都圏に店舗網を持つ大手不動産販売の管理職は、「以前に比べて中国のお客様からの問い合わせは半減しました」と語る。

その一方で、中国人からの日本の不動産への「問い合わせが半減」していることの理由について、この中国人はこう語った。

「中国で送金規制がさらに強化されたのです。中国人投資家は誰もがこの送金の問題に頭を痛めています」

加速する資産流出、歯止めがかからない外貨準備高の減少に、国家外貨管理局が業を煮やし、規制強化に乗り出したのだ。今年1月から、割り当てられた枠を他人のために使う行為は厳しく取り締まられるようになった。「同一の海外口座に5人以上が送金を行った場合、名義貸しを行った人は当局のブラックリストに載せられてしまいます」とこの中国人は首をすくめる。

円高に加えて中国側の政策変更により風向きは変わった。湾岸エリアでは東京五輪を待たずして、早くも「爆買い手じまい」となりそうな空気が漂っている。

(引用終わり)

そして、2017年に入ると不動産市況に対しては弱気の記事が目立つようになる。三井住友信託銀行は、「新築マンションの販売不振に長期化の懸念」とするレポートを発表した。

それによれば、「2015 年後半から新築マンション販売が低迷している。特に、一般取得層を主な顧客層とするマンションについて、発売戸数がかなり減少し契約が低調である。」とある。その原因は、「新築マンションの発売価格は、2012 年から30%近く上昇している。」のに対し、「一般取得層の世帯年収の増加が緩やかであるため、この価格上昇に一般取得層がついていけなくなっていると」としている。アベノミクスによる所得上昇がなかったことが、不動産市況低迷の原因というわけだ。

新築マンションの販売不振に長期化の懸念~割高な価格を一般取得層が敬遠~(三井住友信託銀行 調査月報2017 年2 月号)
http://www.smtb.jp/others/report/economy/58_4.pdf

一方、人気のある世田谷や杉並区のマンション市場も同様に「すっかり冷え込んで」しまい、「局地バブルの「終わりの始まり」」という評価も出始めた(2017年3月)。

2017年度の都内マンション市場動向ー局地バブルの終わりの始まり(REDS,2017/03/18)
https://www.reds.co.jp/real/p11886/

(引用開始)

東京のマンション市場がすっかり冷え込んでしまっている。今の状況は、明らかに局地バブルの「終わりの始まり」と見て取ることができる。(略)

例えば、人気の高い世田谷区や杉並区で現在発売されている新築マンションの半分以上が完成在庫だ。人気の新築マンションだと完成前に完売するのが普通。なのに完成するまで売り切れていないという状況は、2016年の後半からずっと続いている。(略)

2008年に起こったリーマンショックから、その後2年にわたったマンション業界の「敗戦処理」の風景が、今また再現されようとしているのかもしれない。

(引用終わり)

不動産売却時の「5年間所有ルール」によって、リーマンショック後の2010年頃に購入したタワーマンションの「爆売り」が始まるという観測がある。日本の税制では5年間を越えて所有した不動産の売却益にかかる税金は20%(5年以下は39%)となっており、含み益を持っている中国人富裕層が売りにかかるだろうというもの。

【不動産の爆売り?】2017~2019年にタワーマンションが総崩れになる理由(by佐藤毅史,スマイスターMagazine,2017/03/17)
https://www.sumaistar.com/magazine/article/column/satotsuyoshi/4549

(引用開始)

不動産は売却した年の1月1日時点における所有期間が5年超か以下かで、売却によって発生する譲渡所得税の税率が変わってきます。

5年超ですと、所得・住民税合わせて20%(復興所得税除く)ですが、
5年以下ですと、それが39%(およそ倍)になってしまいます。

タワーマンションが流行したのは、リーマンショックが発生した翌年以降。つまり、2010年頃ですので、年の途中で購入された方の場合、2016年1月1日時点で所有期間が5年超となっており、既に含み益を持った不動産の売却を行っている富裕層が多数存在します。

相続税対策でタワーマンションの高層階における時価と相続税評価額の乖離を利用した節税に待ったを掛けている国税。

中国経済が新常態という低成長状態でありながら、人民元の持ち出しを制限している習金平氏。

2011~2013年頃に購入された方の売却(所有期間5年超で課税が有利になる)のピークが、2017年~2019年の東京五輪前といわれているのです。

(引用終わり)

弱気一方の記事が多い中で、「供給戸数半減で首都圏マンションの暴落はありえない」という櫻井氏の記事が出たのはメデタイ(笑)。現在の住まいが売れなくてはどうにもならないプ~のジジーにとっては、不動産市況が弱気になっては困るのよ(笑)。私としては、櫻井氏の予測が当たることを切に望むものであります。

供給戸数半減で首都圏マンションの暴落はありえない(by櫻井幸雄 / 住宅ジャーナリスト,毎日新聞経済プレミア,2017/09/07)
https://mainichi.jp/premier/business/articles/20170906/biz/00m/010/007000c

(引用開始)

このところ、マンション購入検討者から「首都圏のマンションは本当に暴落するのか」という質問を受けることが多くなった。マイホームとしてマンションを買おうと思ったが、「暴落する」という記事を週刊誌やビジネス誌で読み、不安になったというのだ。

私自身は「暴落などしない、価格は高止まりして、さらに上がる可能性もある」と予測している。(略)

「マンション暴落」のキーワードは、新築マンションの分譲価格が大きく上昇した2015年あたりから出始めた。「今の価格は高すぎて購入できない人が増える。だから、暴落する」というわけだ。

この「高くなった」という根拠は、東日本大震災の後、マンション価格が底辺にあった12年あたりを基準にして生まれたもの。12年は、実は世界水準からすると日本の新築マンション価格が安すぎた時期。都心の新築価格はシンガポールの半値以下。香港、台北よりも2~3割安かった。

外国人も日本の不動産を購入する今、不動産価格は日本だけの事情で決まるものではない。世界経済の影響を少なからず受ける。東京五輪招致が決まった後の13~15年の価格変化は、「上昇」と同時に「回復」という側面があった。「東京の不動産相場を世界水準まで戻す」動きでもあったわけだ。

だから、私は15年以降も上がると予測した記事を本欄に数回書いた。

だが、15年から「マンション暴落」の記事が出始め、16年中に暴落という記事もあった。17年は、年初にビジネス誌や週刊誌で「まもなく暴落が始まる」とした記事が出され、この8月に出た週刊誌の記事によると「暴落は秒読み」なのだそうだ。「秒読み」ということは、早ければ秋、遅くとも17年末ごろには新築マンションの暴落が起きるのだろうか。

現実には15年以降、マンション価格は上がり続けたのは周知の通り。結果的に、まだ価格が抑えられていた155年に購入チャンスを逃す人もいたのではないか。

冷静に考えると、新築マンション暴落の可能性は低い。まず、首都圏新築マンションの供給戸数は年8万戸を超えていた199年から05年の7年間に対し、現在は年4万戸を割り込むまで縮小している。最盛期の半分以下だ。暴落は大量に商品を作る一方で、購入者が少ないときに起きる。しかし、今の新築マンションはむやみに供給されているわけではない。

不動産会社にとっては、分譲したくても、土地の値段が上がり、マンション適用地の仕入れがしにくい(採算が取れない)という事情もある。不動産会社各社は、新築マンションをつくりにくい狭小な土地や高額の土地に賃貸住宅やオフィスビルを建てて運用するようになった。郊外では、商業施設の運営や倉庫・流通拠点づくりに力を入れている。タイやシンガポールなど海外での住宅分譲にも積極的だ。

新規マンションの分譲戸数が増やせない、つまり次に売る物件の見通しが立たないため、既存の新築マンションの売れ行きが多少悪くても、簡単には値下げはしない。それが、不動産業界の現状だ。

新築マンションの分譲戸数は半減しているという事実だけでも、「暴落」は起きそうにない。

(引用終わり)
 

折れない心

 投稿者:マーキー  投稿日:2017年 9月 6日(水)11時29分36秒 182-166-44-189f1.shg1.eonet.ne.jp
返信・引用
  今朝、昨日の王座戦第一局はやっぱり羽生王座が勝ったんだろうなーと思って確認してみたら、中村太一六段が勝っていてビックリ。夕食休憩後の局面は羽生王座が大優勢だったため。中村六段の「折れない心」が勝利を呼び込んだと思う。へたり込みそうなジジイに感動を与えてくれた中村六段に感謝、感謝であります(笑)。

挑戦者の中村太地六段が先勝 羽生善治王座を破る(日刊スポーツ,2017/09/05/23:59)
https://www.nikkansports.com/general/news/1883453.html

(引用開始)

将棋の第65期王座戦5番勝負の第1局は5日、仙台市で指され、挑戦者で先手の中村太地六段(29)が185手で羽生善治王座(46)を破り、先勝した。

中村六段は初タイトルが懸かり、羽生王座は6連覇を目指す。 第2局は19日、大阪市で行われる。

(引用終わり)

昨日の夕方からAbemaTVで観戦していたんだけど、夕食休憩前は羽生王座が大優勢。解説の中田功七段によれば、中村六段が夕食に何を食べるかがポイントらしい。「羽生さんは、多分サンドイッチだろうから、ガッツリしたものをたのめば“まだがんばりますよ”というサイン。」。結局、何をたのんだかは不明のまま(笑)。

夕食休憩後に羽生王座が指した、△6二歩(110手目)、▲同金、△8五桂馬が好手(中田功七段も指摘していた)。「睡蓮」さんの観戦記から引用する。

2017年9月5日 第65期王座戦五番勝負 第1局 羽生善治王座 対 中村太地六段
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/65/ouza201709050101.html

(引用開始)

7三の地点を空けて△7三竜を作った。この手が好手なようだ。控室では、代えて△6一歩くらいかといわれていた。
「なるほど、目がいいなあ。さすがです」(行方八段)
「▲8二歩(105手目)をとがめているという意味でも、素晴らしいですね」(塚田九段)

控室は、すでに後手の勝ちが決まったという雰囲気になっている。報道陣も終局に備えて準備を始めた。

(引用終わり)

ところがそこで勝負は決まらなかった。その後1分将棋で延々数10手が指され、午後10時53分、中村六段の1六銀(185手目)をみて羽生王座が投了した。中村六段の大逆転勝利だった。

局後の感想をみると、羽生王座の敗因は「投了した」ことだという。本当にビックリ。先手は「千日手」に持ち込むのが最善で、後手に分のある形勢だったらしい。中村六段の「折れない心」が羽生王座の錯覚を呼び込んだと言える。羽生さんの、「そうなんですねー、寄っちゃったかと思ったんですけど。そうか、全然そうじゃなかったんですか。いやー、驚きますねえ」というサバサバした感じが、ファンとしては救い。次局が楽しみ。

「睡蓮」さんの観戦記から引用する

(引用開始)

最終手の▲1六銀に△2三桂と受けていれば、勝敗の帰趨は分からなかった。まず調べられたのは以下(1)▲2五銀△同銀▲2三金△同玉▲2四歩△同金▲2二金△1四玉▲1六歩という順だが、それには再度の△2三桂で先手も大変。
「そうなんですねー、寄っちゃったかと思ったんですけど。そうか、全然そうじゃなかったんですか。いやー、驚きますねえ」(羽生)

次に(2)▲2五銀△同銀▲1六銀△2四銀打▲2六馬△2九飛▲2八歩△同飛成▲2七歩という順を中村が提案したが、▲2七歩に△4四桂で先手に適当な応手がないようだ。
(2-ア)▲4四同馬は△3七竜で後手玉が安全になり、(2-イ)▲4五玉は△5三桂▲4六玉△4五歩▲5七玉△8七竜▲6七歩に△1六銀が△6五桂▲同金△5六銀以下の詰めろになる。(2-ウ)▲6七玉も△8七竜▲7七歩△2七竜▲同銀△同銀成▲同馬の局面は後手玉が絶対に詰まない形になっており、△7八銀▲5七玉△7七竜▲6七歩△7九銀不成▲1六歩(次に▲1五銀としても△同銀▲同歩△2四玉という対応があるので、まだ詰めろではない)△6八銀不成まで進むと後手が勝ちになっている。

「そうかー、△2九飛と打った形が意外と粘りがあるんですね。そうかー、そうなんですね。いや、驚きました」(羽生)
以上から、先手は(3)▲2五銀△同銀▲1六銀△2四銀打▲2五銀△同銀▲1六銀……という順で千日手に持ち込むのが最善というのが感想戦での結論となった。感想戦終了は0時31分。

(引用終わり)

 

祝 菅井竜也七段 羽生三冠を破って王位獲得

 投稿者:マーキー  投稿日:2017年 9月 5日(火)10時23分13秒 182-166-44-189f1.shg1.eonet.ne.jp
返信・引用
  9月3日のNHK杯戦藤井聡太四段vs森内九段は、私をはじめNHK、将棋連盟首脳陣の期待通り藤井四段が勝った(生放送だった)。先手番となった森内九段は矢倉を採用したが、藤井四段は十分に研究してきたようだ。右四間飛車は昔からある戦法だが、銀が6三のまま待機するのがちょっとした工夫だったらしい。勝った藤井四段の次の相手は稲葉八段。今の藤井四段の実力ではとても勝てそうにないが、番狂わせを期待する。

LIVE ノーカット(森内俊之九段 vs 藤井聡太四段) 第67回 NHK杯・将棋トーナメント「2回戦・第5局」
https://www.youtube.com/watch?v=FOg9v4JrnqY

藤井聡太四段 VS 森内俊之九段 NHK杯 9年振りの生放送 ハイライト(元奨励会員アユムの将棋実況)
https://www.youtube.com/watch?v=HBrjkEU48PA


菅井竜也七段が、タイトル戦初挑戦でみごとタイトルを獲得した。おめでとうございます。

8月30日、徳島市で行われた将棋の第五十八期王位戦七番勝負(中日新聞社主催)の第五局で、後手番の菅井竜也七段(25)が百八手で羽生善治王位(46)=王座、棋聖=を破り、対戦成績を四勝一敗として初の王位を獲得した。

菅井、羽生破り王位 平成生まれ初タイトル(中日新聞,2017/08/31)
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2017083102000073.html

第五局は、菅井竜也七段が日頃の研究の成果をまざまざと見せつけた一局だった。王位戦第五局の棋譜は以下のサイトで見ることができる。

王位戦第五局(2017年8月29日~8月30日 第58期王位戦七番勝負第5局 羽生善治王位 対 菅井竜也七段)
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/58/oui201708290101.html

初タイトル獲得に王手をかけた本局、後手番の菅井竜也七段は新構想を披露した。

▲7六歩,△3四歩,▲2六歩,△3二金!,後手は居飛車か、それとも阪田流向かい飛車か、
▲2五歩, 羽生王位の2五歩は居飛車ですか振り飛車ですかと、問うた手。
△3三角,▲同角成り,△同金,ここでは阪田流向かい飛車を羽生王位は予想したはず。
▲6八玉,△3二飛車!なんと菅井七段は金の下に飛車を振った。紋蛇さんの観戦記から引用する。

(引用開始)

いやいや、こういう手があるのか。控室で驚嘆と歓声が上がる。
「将棋400年の歴史であるのかな。不思議、意味不明。それをこの大事なタイトル戦でやっているのがねぇ。勇気といいますか。僕はびっくりしました」と福崎九段。
△3二飛に代えて△2二飛とすれば、阪田流向かい飛車だった。それは△2四歩の逆襲を見せ、三段目の金を生かす構想である。しかし、三間飛車だとその順はない。向かい飛車よりも三間飛車がまさる理由は、何があるのだろう。

(引用終わり)

「不思議、意味不明、びっくり」という福崎九段のコメントは控室共通のものだったろうし、羽生王位もそう感じたのではなかろうか。思えば、羽生王位にとって、このタイトル戦は菅井七段の「不思議、意味不明」な手に翻弄されっぱなしだったシリーズだったのではなかろうか。“菅井ワールド”に翻弄されて、業界用語でいうところの「読みがあわない」という感覚のまま終わってしまった気がする。私は、福崎文吾当時七段が谷川浩司名人を得意の振り飛車穴熊で破ったとき(1984年十段リーグ)、谷川さんが「感覚を破壊された」と言ったことを思いだした。

菅井七段は研究家としても有名で、「菅井新手」もいくつかある。今回のタイトル獲得もこれまでの努力が報われたと思うと素直に嬉しい。

菅井竜也七段には、『菅井ノート(後手編,先手編)』(㈱マイナビ,2012)という名著がある。菅井七段がまだ五段当時に出版されたもの。『菅井ノート(後手編)』のあとがきから引用する。

(引用開始)

奨励会初段のころから研究ノートをつけている。

きっかけは久保利明九段と初めて練習将棋を指したときのこと。尊敬する先生から「将棋やろか」と声を掛けてもらえたうれしさは今でも覚えている。3局教わったのだが、いずれも序盤で差をつけられての圧敗。それまで私は序盤の研究などしたことがなかった。当然の結果だろう。(略)

久保先生が研究ノートをつけていると聞いた私は、同じようにノートを買った。

とはいえ、最初は何を書いてよいのかサッパリ。まずは研究会で指した将棋や思い浮かんだ構想など、何でも書き込む日々が続いた。

現在、ノートは5冊になった。いま読み返すと荒削りな内容なのだが、新構想への原石も散らばっている。元々ボツになったアイディアを練り直し、昇華させたこともある。これからも新しい「菅井流」を考え、皆様にお見せしていきたい。

(引用終わり)

 

英語1強時代と「英語をカナ化すること」の意味

 投稿者:マーキー  投稿日:2017年 8月28日(月)16時06分51秒 182-166-44-189f1.shg1.eonet.ne.jp
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  内田樹氏がブログの更新を再開するそうだ。「このところTwitter中心の発信で、ブログにまとまったことを書くということをしていなかった。締め切りに追われて、それどころじゃなかったのだけれど、やはりブログの更新が滞ると寂しいので、今日からまた再開することにした。」

英語の未来(by内田樹,内田樹の研究室,2017/08/26)
http://blog.tatsuru.com/2017/08/26_1054.php

その内田樹氏に教えてもらったことだけど、中央公論8月号では「英語1強時代、日本語は生き残るか」という特集を組んでいる。その特集の目玉は、『日本語が亡びるとき 英語の世紀の中で』(筑摩書房,2008)を書いた水村美苗(みずむら・みなえ)氏のインタビュー。

内田氏は独語の感想として、水村氏の重要な指摘と彼女の主張を紹介している。1つは、発展途上国(あるいは途上国体質の残った国)では、「英語が流暢にしゃべるかどうか」で社会的な格差が生じている。英語のできる人が威張っており、収入もよく、社会の権力側に立つという構造になっている。

もう1つは、「ごく少数を除けば、日本人は日本語が堪能であればよいのではないか。非西洋圏でここまで機能している言語を国語として持っている国は本当に珍しい。エリートも庶民も全員日本語で読み書きしているという、この状況を守ること自体が日本という国の使命ではないかとすら思います。」ということ。

この水村氏の主張に対しては、内田氏は「私は同意したいのだが、根拠がまだ不確かなのである。ほんとうに外国語ができる人間は「ごく少数」でいいのか、わからないのである。 一つには私自身が「外国語を学ぶ」ことが大好きだからである。」と判断を保留している。

(引用開始)

一つはイギリスのムスリムの女性学者ふたりが日本を訪れたときに水村さんに言った言葉。
「その時、彼女らが、『日本では英語がまったく通じない。なんて気持ちのいい国なんでしょう』と言うのです。日本においてはみなが日本語で通じ合い、英語で通じ合えることがリートのサインではない。英語ができる人が威張っており、収入もよく、社会の権力側に立つという構造になっていないと言うのです。パキスタンでも、インドでも、それからブラッドフォードでも、英語が流暢か流暢でないかによって、階層が作り出されている。現に彼女たちの親は、その英語のアクセントで、たんに言葉が流暢ではないというという以上の意味をもって、差別されている。

私は日本にはそういう構造の社会にだけはなってほしくないし、そうなるのを免れた歴史を大事にしてほしいと思うのです。世界を見回せば、インテリが読む言語は英語で、それ以外の人が読むのが現地語だという国がいかに多いことでしょう。」(水村美苗「言語の植民地化に日本ほど無自覚な国はない」、『中央公論』2017年8月号、中央公論新社、28頁)

「私は最近いよいよごく少数を除けば、日本人は日本語が堪能であればよいのではないかと考えるようになっています。非西洋圏でここまで機能している言語を国語として持っている国は本当に珍しいのです。エリートも庶民も、全員当然のように日本語で読み書きしているという、この状況を守ること自体が、日本という国の使命ではないかとすら思います。」(同書、29頁)

(引用終わり)

この「英語1強時代」のことについては、たしか昔この日記に書いたことがあるなと思い調べてみたら、2014年4月30日のエントリー「辺境の人たち」で触れていた。

辺境の人たち(byマーキー,マーキーのマジメ半分日記,2014/04/30)
http://8156.teacup.com/masakioya/bbs/168

そこで私はこう書いている。

(引用開始)

文明は力であり、文明の本質は文字によって伝えられる。文字あるいはその文字で作られる語には必ず固有の意味(イデオロギーと言ってもよい)がくっついているから、その文字を作った文明固有のイデオロギーを(無意識のうちに)前提として、知覚し思考せざるを得ない面がある。例えば、夏目漱石や永井荷風の教養の基礎は漢文であったことはもっと注目されてよい(吉川幸次郎先生の『漢文の話』(ちくま文庫,1986)による)。

「漢字」という外からの文字が持つ「支配力」という観点からみると、「かな」「カタカナ」という表音文字の発明は、「漢字」の制約を解き放つ(「ゆるめる」という程度だったかもしれない)という意味で画期的なことだった。

「ダイバーシティ・マネジメント http://8156.teacup.com/masakioya/bbs/143」で、「英語をカタカナに置き換えるだけという傾向は困ったもの」と書いたけど、そこには、「カタカナに置き換えることによって、英語イデオロギーを少しでも薄める」という「深い」意図があるのかもしれない(ホントかなー(笑))。

(引用終わり)

「英語1強の時代」における「英語をカナ化することの意味」について、誰か考えていてくれていると嬉しいんだけどなー(笑)。

 

セガンティーニ アルプスの真昼 2011年8月

 投稿者:マーキー  投稿日:2017年 8月20日(日)16時44分24秒 182-166-44-189f1.shg1.eonet.ne.jp
返信・引用
  我が家の2階の洗面所の脇に、セガンティーニの「アルプスの真昼」の複製がかかっている(超安物だけどw)。

アルプスの真昼 セガンティーニ美術館所蔵
https://goo.gl/images/8J4THx

2011年8月、佐川美術館のセガンティーニ展を見に行った。あの時は今と同じくらい絶不調だったけど、「アルプスの真昼」は中学校の美術の教科書にものっていたし(もう50年以上昔の話しだけど)、どうしても見たかったんだ。

セガンティーニ(Segantini,1858 - 1899)は「アルプスの画家」として有名だが、ミラノにいた頃は暗い色調の絵を描いていた。美術学校(夜間)の生徒だった21歳の時、展覧会に出品されて銀賞を受けた「聖アントニオ合唱の間(1879)」はその典型例だ。

聖アントニオ合唱の間(The Choir of the Church of Sant'Antonio)
https://goo.gl/images/7kVjNy

セガンティーニは1881年、妻とともにスイス国境に近いブリアンツァ地方のプジアーノ村に居を構えた(@wiki)。この時から私達がよく知っているセガンティーニ・タッチの絵が生まれていく。スーラは「点描画」という手法を開発したが、セガンティーニは「線描画」という手法を開発したのだ。「点から線へ」は何となく量子力学における「紐理論」の誕生みたいで面白い。

佐川美術館の展覧会を見に行って良かったのは、セガンティーニのデスマスクを描いたのが、ジョヴァンニ・ジャコメッティ(日本でも有名な彫刻家アルベルト・ジャコメッティの父親)であるということを知ったこと。私はジャコメッティの彫刻のファンというわけではないんだけど、「恋をすれば犬でも詩人だ」という彼の言葉は忘れられない(映画「男と女」の中のセリフだから本当かどうか知らないけど)。

セガンティーニの展覧会がどんなものだったかについては、モリアーチ―さんのブログがおすすめ。

光溢れるアルプスの象徴主義・・・美術展『アルプスの画家 セガンティーニ -光と山-』展@損保ジャパン東郷青児美術館(モリアーチ―の冒険生活,2011/12/03)
http://profmoriarty.cocolog-nifty.com/prof_m/2011/12/---d0ae.html
 

柳家小三治アルツハイマーの疑い・・・

 投稿者:マーキー  投稿日:2017年 8月20日(日)05時42分52秒 182-166-44-189f1.shg1.eonet.ne.jp
返信・引用
  「柳家小三治アルツハイマーの疑い」というニュースを新聞で見たときはビックリした。もう40年くらいファンなんだからさ、あたりまえか。記事を読むと、病院で診断されたわけではなく、本人の思い込みだったらしいので一安心。

人間国宝の柳家小三治さん、アルツハイマーの疑い…(産経ニュース,2017/08/08)
http://www.sankei.com/entertainments/news/170808/ent1708080006-n1.html

(引用開始)

高座では、仏壇の前で小言を言う演目「小言念仏」を小気味よく披露した一方、認知症の一種、アルツハイマー病を患っている可能性があると告白。「今年に入ってからか。頭がおかしくなる、アルツハイマー」と衝撃発言し、「いっぱいいるんだって世間に。だいたいこんな時間(午後4時)にこんな大勢、寄席にいるなんて、まともな人じゃ来ない」と満員の観客をイジり、笑わせた。

関係者によると、同病と診断されたわけではなく、「年をとると物忘れがひどくなるので、その治療をしている」という。小三治も「アルツハイマーかもしれないってこと」とひょうひょうと報道陣に説明した。

(引用終わり)

小三治師匠を初めてテレビで見たのは、1968年、フジテレビ系の12時からの番組。当時コント55号が流行っていて、金曜日は若手の落語家を集めて大喜利をやっていた。そこに小三治師匠も出演して、どんななぞかけだったかは忘れたけど、「真昼のフランケンシュタイン」と答えて大受けしたことだけは鮮明に覚えている。師匠は真四角の顔だちだから、そこからでてきたんかなー。こんなことをずっと覚えているなんて、人間の記憶というものは本当に不思議なものであります。

小三治師匠は、「東京やなぎ句会」の俳人でもある。当初のメンバーのほとんどはもう故人になっているから句会はもう消滅してしまったんじゃないかなー。ネットで次のようなものをみつけたので貼っておきます。師匠は、「落語は笑わせなくてもいいんだ」と語ったことで有名だけど、「俳句って良い俳句を作ろうとすると、とっても苦しいんでねぇ。それもよかったねぇ。良いものを作ろうとするうちは良いものは作れないということが分かった。」も、芸談になっていると思った。

噺家・柳家小三治(4)出会いが人を変える(産経ニュース,2016/01/28)
http://www.sankei.com/entertainments/news/160128/ent1601280003-n1.html

(引用開始)

出会いは人を変えるというが、そういうのは私にもありましたねぇ。俳句の会もあてはまりますねぇ。

〈その「東京やなぎ句会」は昭和44年、東京・新宿のすし屋に集まった面々で生まれた。九代目入船亭扇橋が宗匠となり、俳優の小沢昭一、随筆家の江國滋、落語家の桂米朝、俳優の加藤武ら12人がメンバー。当時、小三治は17人抜きで真打ちに昇進、十代目を襲名した頃だ〉

本当にありがたい会でしたよ。俳句がうまくなりたいと思って集まったやつは誰もいない。落語が好きだという人が集まったんです。

「ええ、いいの? 俳句はあまり好きじゃあないんだけどねぇ」と私は言って、今でも好きじゃあねぇんですけどねぇ。でもみな、落語が好きだっていうのがとてもよく分かる。落語の冗談とか心とか、世間になくていい無駄なもんだ、という考えも皆、全くそうだって分かっていて、夢中になってるわけですよ。そのばかばかしさ。まぁ俳句でもやっぱりそういう心持ちっていう点では、いいものを育てていただきましたね。

俳句って良い俳句を作ろうとすると、とっても苦しいんでねぇ。それもよかったねぇ。良いものを作ろうとするうちは良いものは作れないということが分かったり。私を支えてくれましたねぇ、あの俳句会は。

〈扇橋は前座時代、師匠の三代目桂三木助亡き後、36年に柳家小さん門下に入った。噺家(はなしか)としては先輩だが、柳家一門では後輩だ。修業仲間で無二の親友だったが、昨夏84歳で亡くなる〉

ふわふわふわふわ、とらえどころがないっていうのはやつのことでしょうねぇ。それがあの人の高座に出てたので私は絶賛しましたねぇ。人柄がそのまま高座に出てきてる。噺をして、その情景が見える、素晴らしい芸だったなぁ。何とか良い芸をしようと思って、あの手この手を使ってって、そういうのはね、くさい。あいつにはかなわねぇ。どうやったら良い芸になるかなんて、あいつは知らねぇ。そこが良いんだよ。弱っちゃうよ、本当に。

 〈扇橋は、小三治の芸は良いということを本気になって言ってくれていた〉

私の落語を聞いてて泣いちゃうんですから。落語って悲しいねって言うんだ。もう何にも返答できなかった。どんな噺も悲しい。ばかにされている与太郎も、ばかにしているおじさんも、人をあざ笑ってる世間も皆悲しいねって。あいつの言ったことは、生きてるってことは悲しいねってことを言ったのかなって思う。まぁ、あいつのおかげで人間が広くなりました。

あいつこそ遊びだったかもしれないね。生きてることがね。出会いは大事ですね。私には何もないんですから。出会いによって、人間としてどう生きていくべきかを教わりました。私なんかただ、いやらしいやつでしたからねぇ。今も変わらないけど。(聞き手 堀口葉子)

(引用終わり)

 

お盆休みは疲れる

 投稿者:マーキー  投稿日:2017年 8月18日(金)12時56分22秒 182-166-44-189f1.shg1.eonet.ne.jp
返信・引用
  記録のためのメモ

今年のお盆休みは、8月11日の山の日が金曜日だったため、11日(金)~16日(水)までの「6連休」となった。テレビでは、「高速道路については、下り線は8月11日(金)、上り線は8月13日(日)~15日(火)に10㎞以上の渋滞が多く発生すると予測されています。」というNEXCO東日本(東日本高速道路株式会社)の予想が報道された。

渋滞予測概要(日本道路交通情報センター/道路交通情報/渋滞予測)
http://www.jartic.or.jp/jartic_web/info/congestions.html

はげジジーの私にとって、毎年「お盆休み」は恐怖。息子夫婦と孫3人の計5人がお泊りに来るから。息子たちが帰った後はいつも疲れて虚脱状態になってしまう。

今年は、娘が9日、10日と久しぶりの里帰りでお泊り(2泊)。娘もゆっくり眠れて、いい休暇になった模様。高校教師をやりながら主婦業を続けるのは疲れるのよ。某私立高校は完全にブラック企業だからさ、労働基準局の査察が入るのを切に期待する。

12日(土)に息子夫婦と孫3人が昼飯時に来訪。息子夫婦は夕食前に返る。今年は孫たちだけ宿泊になって、バーバの食事の準備も大分楽になった。14日(月)午後息子夫婦来訪。息子の疲労があまりにひどいので、わが家に1泊後帰宅することになった。孫たちは2泊3日のはずだったが、3泊4日となった。15日(水)の夜、息子ご一家はお帰りになったけど、ホントに疲れた。

16日(水)はボーっとしたまま、ビデオをみて過ごす。16日(木)は、床屋に行ってちょっとすっきりした。21日(月)はハローワークに行く予定。金がない高齢者はつらいよ(笑)。
 

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